NOBUO SENSEI’S BODY LESSON
坐骨を知ると、プリエはどう変わる?
「自分の体のこと知ってる?」
BASIC ANSWER
坐骨はどこ? バレエでいう“体の底”を知る
坐骨は骨盤を構成する骨の一部です。バレエで「坐骨を感じる」と表現するときは、主に骨盤の下部にある左右の坐骨結節付近を指します。椅子に座ったときに座面へ触れやすい、いわゆる「座る骨」です。
この場所を頭で知るだけでなく、自分の手で位置を確かめ、立ったときや動いたときにどこへ向かっているかを感じる。藤野先生は、この「知る→触れる→動かす」という順序を大切にしています。
WHO THIS IS FOR
こんな悩みがある方へ
- 坐骨がどこにあるのか分からない
- プリエで腰や膝ばかりがつらい
- 脚を前・横・後ろに出すと前ももが疲れる
- パッセやアラベスクで軸が安定しない
- 胸を反る・背中を丸める動きが硬い
- 振付の形ではなく、身体の仕組みから学びたい
WHAT CHANGES
坐骨を知ると、何が変わるのか
プリエの起点
膝を曲げる形だけを追うのではなく、骨盤の下側と脚のつながりから動きを考えられるようになります。
脚を出す方向
つま先だけを先に運ぶのではなく、坐骨・踵・脚全体の連動を意識するきっかけになります。
軸の捉え方
パッセやアラベスクでも、見える形だけでなく骨盤の位置と支持側のつながりを見直せます。
3-STEP BODY CHECK
レッスン前に、自分の身体で確かめてみる
座って位置を探す
硬めの椅子に浅く座り、骨盤の下で座面に当たる左右の骨を感じます。痛いほど押す必要はありません。
立って位置を想像する
立ち上がっても坐骨は消えません。左右の坐骨がどこにあり、床に対してどう並んでいるかを想像します。
小さなプリエで観察する
無理のない範囲で小さくプリエをし、膝だけでなく坐骨や裏もも周辺の感覚がどう変わるか観察します。
安全のために:これは診断や治療を目的とした方法ではありません。痛み、しびれ、鋭い違和感がある場合は運動を中止し、必要に応じて医師や理学療法士などの医療専門職へご相談ください。
COMMON MISUNDERSTANDINGS
よくある捉え違い
| 捉え違い | 見直すポイント |
|---|---|
| プリエ=膝を曲げる | 膝の形だけでなく、骨盤の下側から脚までのつながりを観察します。 |
| 脚=つま先から動かす | つま先だけを急がせず、坐骨や踵など根本側との連動を考えます。 |
| 正解の形をつくればよい | 骨の位置を知り、自分の身体で感じ、動きの質を確かめる過程を大切にします。 |
| 痛くても練習を続ける | 痛みは上達の条件ではありません。中止や負荷調整、専門職への相談を選びます。 |
FROM READING TO PRACTICE
記事で理解し、動画で動きを確かめる
この記事で位置関係を知る
坐骨の場所、動きとの関係、注意点を言葉で整理します。レッスン前の予習にも使えます。
先生の示し方を見る
身体のどこに触れ、どの順序で動くのか。文章だけでは伝わりにくい感覚を映像で確認できます。
別の動きにもつなげる
軸、関節、ストレッチなど関連動画へ進み、身体を知って動く視点を継続的に深めます。
WATCH ON BALLET TV
藤野先生の動きと説明を、動画で確認する
「分かったつもり」を、自分の身体で確かめる時間へ。視聴にはバレエTVへのログインと対象プランの登録が必要です。最新の視聴条件・料金は各ページでご確認ください。
EXPERT PROFILE
解説者|藤野暢央(ふじの・のぶお)先生
バレエダンサー/バレエピラティス講師/藤野富村バレエアート主宰
12歳よりバレエを始め、オーストラリア・バレエ学校へ留学。1997年に同校を主席で卒業後、香港バレエ団へ入団し、2002年にプリンシパルへ昇格。2005年から2007年までオーストラリア・バレエ団でシニアソリストを務めました。帰国後は舞台出演、振付、バレエピラティスの指導など幅広く活動しています。
バレエ安全指導者資格®︎でも講師を務め、ダンサーとしての経験と身体への理解を結びながら、動きを分かりやすく伝えています。
身体を知ると、バレエはもっと自由になる。
「ノブオ先生のカラダ講座」では、身体の構造と感覚をつなぐ解説をアーカイブで学べます。まずは今回の動画からご覧ください。
