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RIO_ballet_school

大阪にあるRIO ballet schoolは、すぐ近くの浪速スポーツセンターで講師をしていた植田晶子先生が、2013年に開いたお教室。できてまだ間もないため、生徒は幼稚園児~小学校低学年生が中心ですが、小規模だからこそのきめ細やかな指導が行われています。発表会でも、1曲に出る人数を少なくすることで、一人ひとりが際立つようにしているのだとか。今年の発表会を3月22日に控えた先生に、指導方針や発表会の役割について聞きました。



石川県出身。3歳よりバレエを学び、兵庫にある宝塚音楽学校受験スクール「スタジオTOPHAT」で講師としての活動をスタート。その後、大阪市立浪速スポーツセンターがバレエ教室を開講する際に講師として招かれ、2013年、同センターのすぐ近くに「RIO ballet school」を開校。現在は同スクールのバレエクラス全般を担当しているほか、スタジオTOPHATと浪速スポーツセンターでも引き続き講師を務めている。


――まずはお教室について教えてください。どのようなクラス編成で、先生ご自身はどのクラスを担当しているのですか?
クラシックバレエコースは、3歳から入れるチェリー、小学校低学年生が学ぶスワン、トウシューズをはくようになるローズの3クラス。チェリークラスではリズム感を育てることを重視しながら、手先やつま先の意識といった、バレエの基礎も身に付けてもらえるよう心がけています。ターンアウトをきっちりするなど、本格的な内容になってくるのがスワンクラスで、様々なトレーニングも取り入れてレッスンするのがローズクラス。ほかにミュージカルコースと大人ビューティバレエコースがあって、音楽大学に在学している娘の里織が歌と踊りを教えているミュージカルコース以外は、すべて私が担当しています。
――ローズクラスで取り入れていらっしゃるトレーニングとは?
バレエピラティスやヨガなど、体幹を鍛えて、正しい筋肉をつけるためのトレーニングです。ストレッチについても、生徒一人ひとりの体に合わせて指導するようにしています。硬い脚を無理に上げようとすると、高く上がらないだけでなく、間違った筋肉がついたりケガにつながったりしてしまうんですよね。私自身、若い頃にケガで踊れなくなった時期があって、その時に生理学や解剖学を勉強しました。自分の経験を生かして、生徒たちがなるべくケガなく踊り続けられるようサポートしたいと思っています。
――コンディショニングに力を入れていらっしゃるのですね。ほかに体調管理の面で、生徒さんにご指導なさっていることがあれば教えてください。
食べ物については、気を付けるように小さいうちから口うるさく言っています。コンビニやスーパーで買い食いせずにできるだけ親御さんの作ったご飯を食べる、どうしても甘いものがほしくなったら果物をとる、などですね。
年頃になって、太ったり肌が荒れたりして困るのは生徒自身ですから、子どものうちから習慣にしてもらいたいんです。 また必要に応じて、サプリメントで足りない栄養を補うのもいいと思います。「バレエジュレ」は、ほかのサプリメントに比べて食べやすくて美味しいので、レッスン前後にお腹が空いた時に摂るのにぴったりですね。
RIO Ballet schoolの発表会の見所
――それではいよいよ発表会について伺います。開催頻度や、大体のプログラム構成は?
私が今も講師をしている浪速スポーツセンターが以前から発表会を開催していて、こちらのスクールを開校してからは、合同で毎年開催しています。ミュージカルコースと大人ビューティバレエコースは希望者のみですが、それ以外の生徒は基本的に全員参加。1曲に出演する人数が少ないほうが、一人ひとりが際立って本人も親御さんも嬉しいと思うので、短い曲をたくさん上演するようにしています。今年の本番は3月22日で、演目は『コッペリア』と『眠れる森の美女』の音楽が中心。今みんな一生懸命レッスンしていますので、その成果を親御さんや親せきはもちろん、ぜひたくさんの方に観ていただきたいと思っています。
――発表会のご指導にあたって、心がけていらっしゃるのはどんなことですか?
小さいうちは、楽しんで踊ってくれればそれでいいのですが、少し大きくなったら、自分だけではなく相手も楽しませることを意識してほしいと思っています。バレエは芸術ですから、観ている人に楽しんでもらうことが基本なのですが、ただ「笑って」と言っても子どもはなかなか笑えません。でも「お母さんが観てるのに、あなたが笑ってなかったらどう思うかな?」と問いかけると、自然に笑顔になるんです。そういう意味では発表会が、バレエの本質を理解する良いきっかけになっているのではないかと思います。
――生徒さんにとって、発表会はどんな場なのでしょうか。
発表会が近くなると、レッスンを休まなくなったり、中には回数を増やす子もいます。それに、本番で舞台の楽しさを知って、もっと頑張りたいと言ってきてくれる子も。開校して間もないため、まだ小学生までしかいないスクールですが、こうして発表会を重ねていくことで、ゆくゆくはコンクールを目指すような生徒も出てきてくれたら嬉しいですね。コンクールは、個性が尊重されるべき芸術に点数をつけるものなので、実は疑問に思うこともあるんです。でもやはり、明確な目標があると目指すものが高くなりますから、本格的にバレエに取り組みたいという生徒が出てきたらぜひ挑戦させてあげたいですね。
――最後に、お教室のモットーをお聞かせください。
楽しく、美しく、そして長く、ということでしょうか。楽しく踊ることで姿勢や仕草が美しくなり、またバレエをきっかけにさまざまな芸術に触れることで、心も美しくなっていきます。趣味にしろプロを目指すにしろ、長くバレエを続けることで、生徒たちがより楽しい人生を送ってくれることを願っています。
■お教室情報
お教室名:RIO Ballet school
住所:〒556 – 0011大阪府大阪市浪速区難波中2−6−15 ユーアイプラザビル201
電話番号:06−6649−1951
■発表会
日時:2015年3月22日(土)
場所:大阪府大阪市浪速区難波中3-8-8 浪速スポーツセンター
〜発表会を終えて〜RIO Ballet school 発表会写真館
2015年3月22日(日)に無事発表会を終えたRIO Ballet schoolさん。皆様、本当にお疲れさまでした!
これからもRIO Ballet schoolさんの更なるご発展を応援しています。
お教室の和やかな雰囲気が伝わる素敵な写真です♪どうぞご覧ください!