
体づくりの基本は、まずは栄養摂取から
バレエは、健康でなければ続けることは出来ません。
子どもから大人まで、いつまでもバレエを楽しみ、踊り続けるためにはレッスンだけではなく、日常生活におけるほんのちょっとの努力が大切です。
特に、食生活における『栄養摂取』は体をつくるうえで最も重要な要素。
体を酷使するバレリーナにとって切り離せない『栄養』を正しく理解し、美しく、しなやかで、力強いバレリーナを目指しましょう。
むくみを防ぐ食事法

むくみは見た目にも感覚的にも不快なものですよね。
出来ればむくまない体が欲しい・・・そう思う方も多いと思います。
ではなぜ「むくむ」のでしょうか?
あなたは大丈夫?むくみの一番の原因は「血行不良」!
むくみの一番の原因は「血行不良」です。
その血行不良に至るまでにはさらに様々な原因があります。
・運動不足
・睡眠不足
・体を締め付けるような靴や服
・栄養の偏り
など。
バレエダンサーの場合は運動不足が原因の可能性は少ないかと思います。
しかし、睡眠不足や栄養の偏りなどはどうでしょうか。
レッスンを頑張りすぎて睡眠時間が短くなっていませんか?
疲れすぎて栄養補給がおろそかになっていませんか?
実は、このような日々の生活習慣がむくみを引き起こす大きな原因となっていたのです。
むくみを和らげるためには「食事」の内容が重要!
むくみを和らげる方法として意識しやすいのがやはり食事。
私たちの体の中ではナトリウム(Na)とカリウム(K)がシーソーのような関係にあり、血管内外の水分の調整を行っています。
その中でもNaは水分を引き込むという性質がありますので、Naを多く含む塩分を摂りすぎると同時に水分も引き込んでしまい、血管の外に余分な水分がたまり、「むくみ」という状態になるのです。
この状態を和らげるためには摂りすぎたNaのバランスを整えるべく、カリウムを十分に摂ることがポイントです。
カリウムは野菜や果物に多く含まれています。
野菜や果物はカリウムの他にも、ビタミンや食物繊維も含まれていますので、体の調子を整える食材としておススメです。
また、酸味のある果物はリフレッシュしたいときにも良いでしょう。
但し、生のまま食べると体を冷やしてしまいますので、冷えやすい方は量の調整をしましょう。
野菜はコトコト煮込んで温かいスープなどにすると体を冷やす心配もなくなります。
(塩分量には注意してくださいね!)
管理栄養士:磯村優貴恵 プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター
バレエと栄養人気記事ランキング
-
1位バレリーナのためのカロリーコントロール術
-
2位バレエのための食生活 ~基本編~
-
3位上手な「補食」(間食)で体をコントロール!
-
4位「脂肪」は本当にダイエットの敵?!
-
5位バレリーナのためのビタミンCの摂取方法