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川口ゆり子バレエスクール所属 柴田実樹さん

本番の舞台でも、緊張しないで楽しく踊りたい! 誰もが思うことですが、実行するのはなかなか難しいもの。でも中学3年生の柴田実樹さんは、「思うことで、楽しく踊れる」とにっこり笑います。コンクールで上位に入賞し始めてからもプレッシャーはなく、「次も入賞できるように頑張ろう」と思えるという実樹さん。そのポジティブの秘密とは──?

コンクールで『海賊』のヴァリエーション(パキータ)を踊る実樹さん
――このところコンクールでの上位入賞が続いていますが、これまでに何回くらい出場しているのですか?
小学校4年生の時に初めてプレコンクールに出て、それから毎年2~3回は出ています。最初に出た時のビデオを見ると、笑ってしまうくらい緊張でガチガチ(笑)。でも、うまくできなかったからこそ、またやろうと思ったんです。1位をとりたい、と思ってストレッチをもっとがんばったりいろいろ研究したりするうちに、最近は上位に入賞できるようになってきました。今でも緊張はしますが、楽しく踊ろう、と思うことで乗り越えています。
――楽しく踊ろうと思っても、実行するのはなかなか難しいのでは?
思うことで、楽しめるようになるんです。気持ちの問題なのかな? レッスンで、うまくできなくて悔しい思いをした時も、忘れてまた頑張ろう!と思うことで前向きな気持ちになれます。小さい頃から何に対してもポジティブな性格だったわけではないので、これはきっとバレエで培われたもの。もっと上手になりたい、と思う気持ちがそうさせているんだと思います。

第27回ヨコハマ・コンペティション クラシック・ジュニア2部で第1位を獲得した柴田実樹さん
――バレエを始めたのは、いつ、どんなきっかけから?
小学校1年生の時、友達の発表会に誘われて見に行ったら、すごく楽しそうで、衣裳もかわいくて、私もやりたい!と思いました。衣裳に対する憧れは今でも強くて、実は八王子のコンクールで踊った「ローズ・アダージオ」も、あのピンクの衣裳が着てみたくて自分から先生にお願いしたんです。
――そうだったんですね。「ローズ・アダージオ」の得意なところ、苦手なところを教えてください。
得意っていうか、なんとかできることは(笑)、ピルエット。苦手なのは最初のアラベスクです。バランスを取るのが難しくて…。先生が、脚をすぐ90°に上げるのではなく、45°でいったん形を作ってから上げる、というコツを教えてくださって、何回も何回も練習しました。八王子の出来は、70点くらいかな。次のコンクールでは100点の踊りができるように、もっともっと練習しようと思っています。
毎日レッスンに励む忙しい実樹さんですが、体調を崩すことはあまりないそう。それは、薄着をしていたら体を冷やさないよう声をかけ、野菜中心の食事を毎日作り、必要に応じてサプリメントも勧めてくれる、お母様のサポートのおかげでもあります。
――体調を維持するため、またケガをしないために、ほかに何か気を付けていることがあれば教えてください。
特別なことをしているつもりはないのですが、バレエのためにと思って続けている食生活やストレッチがいいのかもしれません。朝食は必ず食べて、お昼もおやつもちゃんと食べて(笑)、夕食には白いご飯や炭水化物はあまり摂らないようにしています。それと、レッスン前には必ず30分ストレッチ。アン・ドゥオールが苦手なので、ゴムバンドを使ったりして股関節を伸ばしています。
――最後に、今後の目標を聞かせてください。
ローザンヌ国際バレエコンクールに出て、できたら賞をもらいたいです。そして、将来は海外のバレエ団で踊りたい。英国ロイヤル・バレエのアリーナ・コジョカルさんのように、バランス力もジャンプ力も表現力もオールマイティなバレリーナに憧れているんです。バレエスクールの先輩に、ローザンヌでスカラシップをもらってロイヤル・バレエ・スクールに留学した人がいるので、私もそうなれたらいいな、と思っています。
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柴田実樹さんプロフィール
川口ゆり子バレエスクール所属
受賞歴
2012年
第27回ヨコハマ・コンペティション クラシック・ジュニア2部第1位
2013年
第2回全国バレエコンクールin八王子 ジュニア部門第1位