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RBSバレエカンパニー所属 河西真帆さん

――オールジャパンでの6位の直後にFLAPで1位と入賞続きですが、まずはオールジャパンのほうの感想から聞かせていただけますか?
奨励賞か優秀賞くらいを目標にしていたので、名前を呼ばれた時は「本当に私?」と思いました。『海賊(パキータ)』は1年前からずっと練習してきたヴァリエーションで、去年の夏に苦労していたことが、やっとできるようになってきたところでした。自分としても楽しく踊れたので、入賞できてすごくうれしかったです! いつも1年でヴァリエーションを変えているので、このコンクールを最後に『サタネラ』に取り組み始めました。

海賊V(パキータ)を踊る河西真帆さん
――ということは、曲を変えて初めてのコンクールで1位をとられたのですね!
自分でも、「まさか!」と思いました(笑)。あまり練習できていなかったのですが、結果を狙っていなかったので、気楽に踊れたのが良かったのかもしれません。『サタネラ』はコンクールで踊っている人を見て、表現が可愛らしいし、自分の良い面が出しやすいのではないかと思って挑戦したのですが、やっぱりまだまだ難しい。大きなジャンプなどがない分、細かい足の使い方が目立つので、ターンアウトやラインなどの基礎に気をつけて踊るようにしています。
――本番では、緊張するタイプですか?
結果を狙おうとすると体が動かなくなるので、なるべく意識しないで、自分の踊りに集中するようにしています。そのためには、まずは自分の弱点をよく知ることが大事なのではないかと思います。私は1回1回の舞台で、例えば「今回はつま先」とかっていう目標を自分で決めて、それを達成しようという気持ちで臨んでいます。
――バレエを始めたきっかけと、コンクールに出るほど本格的に励むようになったきっかけを教えてください。
小さい頃からよくひとりで踊っていたらしく、4才の時、母が今の教室に連れて行ってくれました。体験レッスンでもうハマってしまって、小2の夏にはもうプレコンに出ていました。といってもその頃は、「コンクールに出たい」ではなく「発表会のお姉さんたちみたいにヴァリエーションが踊りたい!」という気持ちで、それを先生に伝えたら、勧められたのがプレコンだったんです。先生からは、自分の意志で舞台を経験することで成長できる、と言われました。それ以来、毎年10回くらいずつ挑戦しています。
――それだけたくさん出ていると、毎日がコンクール前という感じかと思いますが、日々のスケジュールはどうなっているのですか?
ほとんど1年中、週に6日はレッスンに通っています。学校に行く前に30分くらい勉強をして、帰ったら宿題と夕飯を済ませて、レッスンに行って、帰ってきたら寝るだけという感じ。忙しくても、体調を崩すということは今まであまりなかったのですが、実は今年のお正月、コンクールの前日に食あたりをおこしてしまって…。立っているだけで目が回るような状態で出なければならなくて、体調を崩したら困るのは自分だということがよく分かりました。今は反省して、もっと体に気をつけようと思っています。
食あたりは珍しく外食したことが原因で、普段はお母様が、真帆さんの体のことを考えた食事を作ってくれています。「気をつけているのは、野菜を多くすること。なるべく量を食べさせるため、火を通したものを中心にしています。足りない分は、果物で補って」とお母様。
――将来の目標は、やはりバレリーナ?
はいそうです! 私は、ロシアのスヴェトラーナ・ザハロワさんが大好き。舞台を観た時、他の人とは違う、お客さんを引き込む力みたいなものを感じたんです。足もきれいだし、表情や表現力にも憧れます。私も最終的には、ロシアを目指したいと思っています!
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河西真帆さんプロフィール
RBSバレエカンパニー所属
受賞歴
2014年
第10回FLAP全国バレエコンクール春大会 児童Ⅱの部第1位
第14回 オールジャパンバレエユニオンコンクール 児童Ⅰ部門第6位
2013年
第9回 FLAP全国バレエコンクール冬大会 児童Ⅱの部第3位