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樋笠バレエ研究所所属 藤島恵太さん

コンクール挑戦4年目の今年、初めて1位に輝いた藤島恵太さんは、現在小学6年生。別のコンクールでもらったスカラシップで、今年は初の海外短期留学にも挑みました。1位になった感想は?留学ってどんな感じ?ひとまわり大きくなった、恵太さんに聞きました。
――八王子のコンクールでの1位受賞、おめでとうございます!受賞の感想は?
コンクールには、3年生のときから年に1~2回挑戦してるんですけど、1位をもらうのは初めてでした。自分でもうまく踊れたという感じは少しあったけど、名前を呼ばれたときはやっぱりびっくり。でも、出るからには1位をとりたいと思ってやってきたので、すごくうれしかったです!
――バジルのヴァリエーションを選んだのは、先生のすすめ?それとも自分から?
自分から踊りたいって言いました。僕のお兄ちゃんもバレエをやっているんですけど、前にお兄ちゃんが踊っていたのを見て、かっこいい!って思ったんです。音楽も振付も、最初から最後まで全部大好き。1位はとったけど、ぜんぜん完璧じゃないので、まだまだ上をめざしていきたいです。次のコンクールでは、ていねいに、ピシッと決めるところは決めて、もっとバジルらしく踊りたい。特に、最後のポーズはかっこよく決めたいです。

第2回全国バレエコンクールコンクールin八王子 児童Ⅱ部門第1位を獲得した藤島恵太さん
――昨年の11月には、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の日本予選でも2位を受賞されましたね。
YAGPでは、短期留学のスカラシップももらえたんです。それでこの夏休みの2週間、ニューヨークのアメリカン・バレエ・シアターの「ヤングダンサー・サマーワークショップ」というのに参加してきました。初めての海外留学で、「どうしよう」という不安もあったけど、それよりも「行ってみたい」という気持ちが大きかったので、行ってみることにしました。
――初めての海外留学は、いかがでしたか?
楽しかったし、ためになったと思います。ほとんど毎日、朝の8時から夕方の4時までレッスンがあって、手の使い方とか、感情の出し方とか、ふだんとはちがうことを教えてもらえました。休みの日にニューヨーク観光にも連れて行ってもらえて、自由の女神を見たり、博物館で恐竜の標本を見たりできたのも楽しかったです。それに、いろいろな国の子と友達になれました!
――同じ年頃の男の子に囲まれてのレッスンというのは、日本ではなかなかないことだと思いますが、ライバル意識がめばえたりコンプレックスを抱いたりということは?
僕はもともと、まわりのことは気にならないので…。世界中から来た同じ年頃の男の子たちと一緒にレッスンできたことは刺激にはなったけど、落ち込んだりすることはなかったです。コンクールでもいつも、ほかの人の踊りは気にしないです。僕は3歳でバレエを習い始めて、最初は「お母さんに習わされてる」って感じだったんですけど(笑)、4歳くらいからはずっと、ただ踊ることが楽しくて、好きで続けているだけだから。
そのお母様のサポートのおかげで、週5回レッスンに通う忙しい毎日でも、体調を崩すことはあまりないという恵太さん。お母様が心がけているのは、バランスのよい食事と睡眠。「先生やお母さんの言うことを素直に聞く子が上達する、と言い聞かせているせいか、聞き分けがいいですね(笑)。スナック菓子は自分でセーブしているようですし、テレビやゲームも8時半にはやめて寝る支度にかかってくれます」と笑います。
――体調管理のために、自分で特に気をつけていることはありますか?
お母さんの作ってくれた食事をちゃんと食べることと、早く寝ることと、体を冷やさないことは気をつけてます。あとケガをしないように、レッスンが休みの日でも、家で1時間はストレッチをしています。ニューヨークでは、時差のせいで朝早く起きちゃったりすることもあったけど、早く寝るように努力してたらすぐ直っちゃいました。
――では最後に、将来の夢を教えてください。
世界で活躍できるダンサーになりたい。あこがれは、バリシニコフさんと、僕のお兄ちゃんです!
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藤島恵太さんプロフィール
樋笠バレエ研究所所属
受賞歴
2012年
ユース・アメリカ・グランプリ2013日本予選 プリコンペティティブ部門男性第2位
2013年
第2回全国バレエコンクールコンクールin八王子 児童Ⅱ部門第1位