TOPページ > バレエキッズのお悩み相談室 > お悩み別コンテンツ「身長を伸ばしたい!」
お悩み別コンテンツ「身長を伸ばしたい!」
健やかに成長するためにできること

プロのバレエダンサーになるには、たくさんの厳しい条件があります。その中のひとつとしてよく挙げられているのが、「身長」。実は、「身長」は遺伝だけで決まるものではないのです。少しでも身長が伸びる可能性を伸ばしたいという方は、是非参考にしてみてくださいね。
はじめにーバレエキッズが求める身長と現状
バレエジャポンが行ったアンケートによると、バレエダンサーを目指している子供たちの約87%が、理想とする身長が160cm以上であるという回答をしました。

※回答者:61名のバレエを習っている3歳〜20歳までの女性(本人または親が回答)
実際に新国立劇場バレエ団では、18歳以上、女性で163cm以上、男性で173cm以上という応募規定があります(2016年3月16日時点での情報)。
もちろん、吉田都さんや森下洋子さんのように小柄でも活躍されているダンサーはたくさんいらっしゃいますし、「小さければプロになれない」というわけではありません。
しかしながら、プロのダンサーになるためにはある程度の身長が必要な場合が多いというのが現状です。
では、日本人の平均的な身長はどうでしょうか。
文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査によると、2015年度における平均身長は、成人女性で158cm、成人男性で171cmということがわかっています。
このことからも、バレエダンサーに求められる身長の条件は比較的シビアであることがわかります。
身長は遺伝で決まるのか
一般的には、遺伝によって子どもの身長はある程度決定されると言われていますよね。
しかし、実は遺伝だけでは身長は決まりません。
身長は、普段の生活習慣の影響を大きく受けるのです。
「身長が全て」ではないけれど、少しでも身長を伸ばしたいと考えている場合には日常生活においてほんの少し気をつけていくだけで身長が伸びる可能性は高めることができます。
そこで今回は、身長が伸びる可能性を高めるために出来ることをご紹介していきます。
身長が伸びるってどういうこと?

そもそも、身長が伸びるとはどういうことでしょうか?
身長が伸びるというのは、骨が伸びることを指します。
子どもの骨の両端には、骨端線(こつたんせん)というものが存在します。(別名:成長線とも言います)
骨端線は、簡単に説明すると子どもにのみ存在する「成長過程の柔らかい骨(成長軟骨)」です。
この成長軟骨は、成長期になると体内にある栄養素を取り入れながら少しずつ大人の骨へと変化していきます。
この軟骨が成長していくことで、骨が伸びる=身長が伸びていくのです。
しかし、いつまでも骨が伸びてくれるのかというとそうではありません。
ある一定の年齢に達すると、少しずつ成長を続けていた成長軟骨は完全な骨となります。
完全な骨になってしまうと、もうそれ以上骨は伸びなくなってしまいます。基本的には、その後は何をしても身長が伸びることはほとんどありません。
身長が伸びる年齢はいつまで?
では、完全な骨になってしまう「ある一定の年齢」とは何歳なのでしょうか。
個人差はありますが、一般的には
男性で17歳~18歳ぐらいまで
女性で15歳~16歳ぐらいまで
とされています。
この時期を過ぎてしまうと、それ以上身長を伸ばすことは難しくなってしまうため、この期間をいかに大切に過ごせるかが重要となります。
身長を伸ばすために見直すべき生活習慣
では、実際に日常生活においてどんなことに気をつければ良いのでしょうか?
身長を伸ばすために大切な要素は、「食事」「睡眠」「適度な運動」です。
この3つの要素に気をつけることで、身長が伸びる可能性を高めることができます。
それでは、ひとつずつみていきましょう。
身長を伸ばすための食事

基本的には、バランスの良い食事と適切な栄養量を摂ることが重要です。
この食べ物を食べたら身長が伸びる!といった魔法の食べ物はありません。
しかし、成長期の身体づくりに必要とされる成分はいくつかあります。
それが、たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などです。
これらの栄養素を食事の中でバランスよく摂り入れることを意識してみましょう。
また、普段食事をする中で、ただ「食べる」だけではなく「どんなものを食べ、どんな栄養を摂っているか」を意識できるようになると健康なダンサーを目指すうえでとても役立ちます。
バレエジャポンでは、食事・栄養に関する様々な情報をお届けしていますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
身長を伸ばすための睡眠

次に、睡眠。
皆さんは毎日何時間寝ていますか?また、ぐっすりと熟睡できていますか?
睡眠は、「適切な時間寝ること・質の良い睡眠をすること」が鍵となります。
睡眠中は、「成長ホルモン」という成分が分泌されます。
この「成長ホルモン」には、骨の伸長作用・筋肉の成長作用があり、正しく分泌されることで健やかな成長に繋がっていきます。
「成長ホルモン」は眠りについてから最も深い眠りに達するまでの2時間~3時間に大量に分泌されます。
生活習慣が乱れている、ストレスがかかっているなど何からの理由によって睡眠が浅くなってしまうと、成長ホルモンが分泌されにくくなってしまい、成長にも影響を及ぼします。
だから、「適切な時間寝ること・質の良い睡眠をすること」が大切なのです。
身長を伸ばすための運動

最後に、運動です。
先ほども述べましたが、身長が伸びる=骨が成長するというのは、それぞれの骨の先端にある「骨端腺」という部分から骨が作られることを指します。
身長が大きく伸びる時には、この骨端腺が活発に骨を作っています。
この骨端線を刺激するのが「運動」です。
「運動」によって骨端線に軽い刺激が加わり、骨端腺が活発に働き始ることで成長を促すと考えられます。また、運動によって筋肉を使うことで成長ホルモンも分泌されます。
その量は、深い睡眠時のように多いものではありませんが、少しでも多く分泌することが健やかな成長に繋がります。
その他、運動で疲れが生じることで、身体が元気になろうとしっかりと睡眠を摂ろうという作用も起こります。
このように、食事や睡眠、運動は3つの要素が揃うことで相互に作用するのです。
ストレスや無理なダイエットにも注意
また、バレエを習っているお子様に特に注意してほしいのがストレスや無理なダイエット。
小学校ぐらいから、プロを目指したいと考えているお子様の中には週4〜5回のレッスンをこなしている子も多く、とてもストイックに努力しています。
ストイックになればなるほど、「もう少し体重が軽くなければいけない」「疲れていてももっともっと練習しなければいけない」と自分を追い込んでしまうこともあるかもしれません。
疲れや過度な心配、焦りは心にも負担をかけてしまいがち。そういったことで生まれるストレスは、成長ホルモンの分泌にも影響し、健やかな成長の大敵になります。
バレエダンサーとして踊り続けるためには、まずは身体の健康が大切だということを忘れず、休息をしっかり摂ること、ダイエットをするとしても栄養をしっかり摂ることを心がけるようにしましょう。
ダイエットについてはこちらも御覧ください。
まとめー今できることから始めましょう
身長が伸びる可能性を少しでも高めるためには、生活習慣を整えることが重要です。
生活習慣を整える4ポイント
・身体をつくるために必要な栄養をしっかり摂る
・質の良い睡眠が毎日摂れるように心がける
・適度な運動によって骨端線を刺激する
・心に負担をかけすぎない
健やかで健康的な身体をつくること、自分が思い描く理想の身体になることを目指して、大切な成長期を過ごしてください。
その他のお悩み別コンテンツをみる
バレエキッズにおすすめのコンテンツ
-
輝け!未来のバレリーナ
バレエキッズインタビュー
プロを目指して頑張る、バレリーナたちの日常やバレエへの想いに迫ります。
-
レッスンのよくあるつまづきを克服!
オンラインレッスン
バレエに必要なカラダをつくるためのトレーニングを、実例の動画とともに解説します。
-
体の土台づくりは食事から!
バレエのための栄養学
体を酷使するバレリーナにとって切り離せない『栄養』を正しく理解しましょう。
バレエキッズに人気の商品ランキング
-
-
さらに上を目指す女の子の応援飲料
カルシウムグラノーラ
もっと健やかに育ちたい、そんな成長期の女の子に不足しがちな栄養が手軽に摂れる。 カルシウム・鉄分たっぷり配合。
商品サイトへ

体重を気にして食事が少なめになってしまいがちなので、 カルシウムグラノーラで栄養補給しています。(岡庭花和)
-
-
ひと口サイズの栄養ゼリー
バレエジュレ
カロリー控えめで、デザート感覚で食べられるからレッスン前にも最適。カルシウム・コラーゲン・ビタミンCなどがぎゅっと凝縮。
商品サイトへ

ハードなレッスンでたまに辛くなりますが、 そんなときにもバレエジュレを摂っています。(左右木 茉琳さん)
-
-
ダメージを受けがちな生え際に
オーロラシャンプー
頭皮環境を整える、高機能アミノ酸シャンプー。シニヨンや整髪料による毎日の負担を優しくケア。
商品サイトへ

少しくせがあり、毛量が多めなのですが、 パサパサしていた髪がサラサラとなりました。(新井 七海さん)