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インタビュー

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新国立劇場バレエ団プリンシパル 米沢唯さん

全幕で踊っていると、舞台の上で気持ちが動く

国内外の数々のコンクールで入賞し、プロとしてのキャリアをアメリカでスタートさせた米沢唯さん。2010年に新国立劇場バレエ団にソリストとして入団すると、翌年には早くも主役に抜擢されました。その後も着実にキャリアを重ね、初演には群舞として出演した『ペンギン・カフェ』で、今年は主要な役どころを踊ります。バレエを始めた頃のことから、コンクールの思い出、プロとしての決意まで、たっぷりと話していただきました。

新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト 米沢 唯さん

――昨年の『白鳥の湖』のオディールや、6月の『ドン・キホーテ』のキトリのヴァリエーションはコンクールでも踊られていますが、やはり全幕だと違うものですか?

全然違いますね。全幕で踊っていると、舞台の上で気持ちが動くという不思議な感覚が味わえるんです。怖かったりうれしかったり悲しかったりっていう感情が、リアルに湧いてくる。舞台ってすごいなあと思います。
舞台に上がる前は本当に緊張して、未だに毎回逃げたくなるんですが(笑)、立ってしまえばほかではできない経験ができるから、続けているのかもしれません。

新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト 米沢 唯さん

――現在は、『ペンギン・カフェ2013』のリハーサルの真っ最中だそうですね。

バランシン振付の“ザ・クラシック!”という感じの『シンフォニー・イン・C』、ビントレーさんの無機質感漂う新作コンテンポラリー『E=mc』、そして着ぐるみが可愛くてスタイリッシュな『ペンギン・カフェ』と、タイプの違う3作品を同じダンサーが踊る、とても面白いプログラムです。
『シンフォニー~』は前回も出ていたのでビデオを見返したら、野ウサギみたいに田舎っぽくて(笑)。メイクをいろんな先生方に直されたのもいい思い出です(笑)。今回はもうちょっとちゃんとした“クラシック・バレエ”をお見せできればと。『ペンギン・カフェ』は、聞くところによると被り物がクセモノらしいんですよ。前が見えなくなるみたいなので、目をつぶって練習しようかな(笑)。

クラシックにはクラシックの、コンテにはコンテの難しさがあって、踊りやすい役というのは一つもありません。だからこそ、練習しかない。これからも現状に満足することなく、上を目指し続けていきたいですね。

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