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ミコ・フォーガティさん&お母様サトコさんトークショーレポート
普段のレッスンについて
2013年8月22日、映画「ファースト・ポジション」に出演されたミコ・フォーガティさんとお母様サトコさんのトークショーが開催されました。ローザンヌ、ユースアメリカグランプリ、ヴァルナなど数々の国際コンクールで受賞し、今後の活躍が期待されるバレリーナのミコさんとお母様サトコさんに、バレエ上達の秘訣やコンクールで学んだ事を語っていただきました。
──本日はミコ・フォーガティ、それからお母様のサトコさんのトークイベントにお越しいただきありがとうございます。今日はミコちゃんのファンの方々が多くいらしていますので、たくさんお話を聞かせてくださいね。
では、まず一日のスケジュールやレッスンのことから聞いていきたいと思います。映画(『ファーストポジション』)の中で、ホームスクーリング(自宅学習)に切り替えたということでしたが、今の一日のスケジュールはどんなものですか。
ミコ:まず朝10時から1時間半のバレエのクラスに1つ行きます。昼食のあとは、午後に個人レッスンが1時間から2時間。それから勉強をして、夕方に他の生徒さん達と1時間半のクラスに参加します。それが終わって21時ぐらいからまた勉強をします。寝るのは大体24時ぐらいですね。
──1日に何回もレッスンを受けるんですね。
ミコ:そうですね。大体2回は出られるようにしています。
──レッスンは毎日あるんですか?
ミコ:週7日ありますが、日曜日だけは夕方のクラスが無いときがあります。日曜日はみんなお休みなので。
──基本的にはオフの日はないんですね。レッスンを受けるときに、特に気を付けていることは何かありますか?
ミコ:怪我しないことを一番に考えています。まずはクラスの前後に充分にストレッチをして、クラスの間も自分の動きに気を付けています。私は今まで怪我をしたことがないのですが、それはラッキーであるのと同時に、日ごろからとても気を付けているからだと思います。
──ありがとうございます。ミコちゃんといえば映画でもキトリのバリエーションで素晴らしいピルエットを披露されていましたが、どんなふうに練習したのか教えてください。
ミコ:小さい頃の先生がテクニック重視の方だったので、その先生の方針でピルエットはかなり小さい頃からたくさん練習しました。でも、私はどちらかと言うとピルエットよりはフェッテが得意で、ピルエットはあまり得意では無いんです。
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ミコ・フォーガティさんプロフィール
1997年ロンドン生まれ。イギリス人の父と日本人の母を持ち、2歳よりサンフランシスコで育つ。キーロフ(現マリインスキー)・バレエ出身のヴィクター・カバニアエヴ、モスクワ・クラシカル・バレエ出身のタチアナ・パリ、地主薫に師事。2011年公開の映画「ファースト・ポジション」の撮影に参加し注目を浴びる。
受賞歴
2010年
ユース・アメリカ・グランプリ NYファイナル ジュニア部門銅賞
2012年
ヴァルナ国際バレエコンクール ジュニア部門銅賞
2013年
ローザンヌ国際バレエコンクール ベストスイス賞
ユース・アメリカ・グランプリ NYファイナル シニア部門第6位
モスクワ国際バレエコンクール ジュニア部門優勝