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インタビュー

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ノルウェー国立バレエ団プリンシパル 西野麻衣子さん

西野麻衣子さん

──留学されて苦労された事とかは?

言葉ですね。レッスンの時、先生が話すバレエに関する言葉は理解出来たのですが、学校終わった後、プライベートな時間を英語で過ごすのが、自分が思っていたより大変でした(笑)。相手の話を聞いていても、自分の思っている事をすぐ伝えられなかったので、友達作りの時にもかなり「ウーッ」ともどかしく感じていました。ただ、日本人の生徒より外国人の生徒とずっと一緒にいることが多かったので、その分英語も早く上達しましたし、色んな国の事も勉強出来たと思います。

ずっと日本人の中だけでいたらまた違う状況だったかなと思います。今でも留学時代のお友達が何人もいますし、あの3年間はすごく大切な時間だったと感じています。

──寮生活はいかがでしたか? 食事は学食のようなものがあるんですか?

お昼は食堂があったんですが、夜は自炊でした。小さい頃から母のお手伝いをしていたこともあり、自炊生活には全然苦労を感じませんでした。一緒に寮にいたイギリス人とフランス人の女の子に、英仏の色んなお料理を教わったりしたのも、とても楽しい経験でした。お料理は今でも本当に大好きです。あと、当時幸せに感じていたのは、1日中バレエに専念出来たこと。日本にいたら学校に行きながらバレエすることしか出来ず、レッスンの時間も夜遅く限られてしまいます。それを考えると、朝から夕方までバレエに専念出来るということが、すごく幸せでした。

西野麻衣子さん
留学2年目、ホームステイ先にて

──ホームシックにはなりませんでしたか?

今みたいにSkypeとかのツールが、無かったので、自分が寂しい時にすぐに家に電話出来なかったことは辛かったですね。1回の電話代が6千円もかかるような時代だったので、両親も「毎日電話は無理よ」と。当時はお手紙やポストカードをたくさん書いて送っていました。

──その時の親御さんとのコミュニケーションで印象的に残っていることはありますか?

ロイヤルにいて、色々な揉め事や心配事もあった時、母の「そんなに簡単やと思ってたん?」という一言で、パッとその瞬間目が覚めたことがありました。「自分が決めて、行ったんちゃうの?」「そんなんすぐに帰ってきてもうても困るよ」って。やっぱり家族にお金の面でもすごく迷惑かけてるし、その分プレッシャーをかけてくれた母に今、すごく感謝してます。「もういいんちゃう?」と言って帰っていたら、今の自分もありませんし。

 

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