TOPページ > インタビュー > 失敗でも成功でも、「やった」ということには悔いがない

インタビュー

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ベルリン国立バレエ 針山愛美さん

針山愛美さん

──その環境の中、お一人でもくじけずにバレエを続けてこられました。

そうですね。自分から行きたいと言った以上、やり遂げて帰るという強い思いでいました。でも、2年目にちょっと挫折したんですね。このままやっていっても無理だと思い、ロシアから母に電話したことがあったのですが、「最後までやり遂げなさい」と言われるかと思いきや、「帰る所があるのだから帰っておいで」ってすぐ母が言ったんですよ。

17歳のときだったのですが、切羽詰まって自分を追い込み過ぎたのが少しほどけ、じゃあ1回帰ろうと。バレエ中心の生活から離れて日本にいたときを振り返ると、母からは「抜け殻のようだった」と言われます(笑)。暫く抜け殻だったのが落ち着くと、「やっぱり踊りたい、舞台で!」と言う気持ちになり、コンクールに出てみることにしたんです。

先生もいないのに公民館でひとりでレッスンを始めて、予選に出かけていきました。そのときに「やっぱり踊るのは大好きだったんだ」と。それで2カ月ぐらい日本にいた後に、学校に復帰しました。

針山愛美銀メダルを獲得したパリ国際コンクールの廊下にて

──コンクールでも華々しい受賞歴をお持ちですね。ボリショイバレエ学校を首席でご卒業されて、モスクワ音楽劇場バレエ団に。

常に「コールドも大切だけど、一人で舞台で踊りたい」という思いがありました。卒業してバレエ団に入るときも、初めからコンクールに出られることを条件にして入ったんです。

パリのコンクールに初めて行ったとき、幼なかったときに受けた衝撃が蘇りました。きらびやかで、華やかで、当時のロシアに比べれば町を歩いていても安全で。

ロシアの生か死か、という厳しい生活環境の中でバレエだけをしてきましたが、これをきっかけに、ヨーロッパのオーディションを受けてみようと思ったんです。

明日があるかわからないと思ったときに、自分がやろうと思ったことをその日にできる可能性があったなら、待たずにそのまま行動してみて、それが失敗であろうが成功であろうが、「やった」ということには悔いがないと思うんです。今でもそれが自分にとってのテーマになっています。

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