TOPページ > バレエをつくる人たちインタビュー > 鍼灸院での治療方法

バレエをつくる人たち

【国家資格】針灸師 島田智史さん

バレエに強い鍼灸院として、大人のバレリーナの治療に多く携わる針灸師の島田先生。治療に携わる中で見えてくるバレリーナの悩みから、自身でできるマッサージ法までたっぷりと伺いました。

──具体的に、どういった治療を行っているのですか?

基本的には、東洋医学に基づく経絡(けいらく)・経穴(けいけつ)=ツボを使った治療になります。

【経絡】

東洋医学では、体をめぐる「エネルギー」と「血」「栄養」の流れる道筋を「経絡(けいらく)」と呼びます。

「経絡」は、体の表面の手足に3本ずつ、体の裏面の手足に3本ずつの計12本通っています。(正経十二経)

経絡

それぞれが五臓六腑の各部位と関連しており、連結しながら体中にエネルギーや血を巡らせています。この流れがスムーズに行われていることにより、血行が促進されたり、免疫機能が改善したりと健康的な体へ繋がっていきます。

治療につかわれるのは、正経十二経に加えて、人体の急所が数多く集まる体の前面中央を通る任脈と、体の後面中央を通る督脈を合わせて「十四経」と呼ばれる経絡になります。

【経穴】

「経絡」の道上にあり、「エネルギー」や「血」が出入りし、「経絡」が合流したり分枝したりする重要な場所が「経穴(けいけつ)=ツボ」です。

「経穴(けいけつ)=ツボ」は、様々な役割をもつ

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内臓や体の部位に不調があると、「経穴(けいけつ)=ツボ」に反応として現れます。反応として現れた「経穴(けいけつ)=ツボ」の位置により、体のどこに問題を抱えているのか診断することが出来ます。

さらに、「経穴(けいけつ)=ツボ」は症状を改善する為に治療を行う場所でもあります。
反応として現れた「ツボ」を刺激することで、対応する内臓や体の部位へ間接的に働きかけることが可能となり、治療効果が期待できるのです。

 

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島田智史さんプロフィール
経歴
早稲田医療専門学校(現・人間総合大学鍼灸医療専門学校)卒業
Southern California University of Health Sciences臨床解剖研修終了
東京都内にある病院(クリニック)のリハビリテーション科に勤務した後、鍼灸治療スタジオ「専心良治」を開設。2010年6月より東京港区に移転し、スポーツコンディショニング(スポーツ鍼)に特化した治療を行っている。
より患者目線の治療を目指すために自ら「身体を動かすこと」を大切にし、バレエ教室で行われるジャイロトニックのレッスンを受けている。
その中でバレエの独特な身体使いに興味をもち、バレエに特化した治療法を長年研究。現在はたくさんのバレリーナの治療に携わっている。

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