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【国家資格】針灸師 島田智史さん

バレエに強い鍼灸院として、大人のバレリーナの治療に多く携わる針灸師の島田先生。治療に携わる中で見えてくるバレリーナの悩みから、自身でできるマッサージ法までたっぷりと伺いました。
【鍼灸とは】様々な疾病に対して、鍼や灸を用いて体に刺激を与えることで治療を行う医療技術。その効果は、世界保健機関であるWHOにも医学的有効性が認められている。日本では、医師や「はり師」「きゅう師」の国家資格の保有者だけが施術を行うことが出来る。
──バレエダンサーの治療に関わるようになったきっかけは?
きっかけは、自ら体を動かすことでより理解が深まり、効果的な治療が行えるのではないか、との思いから「ジャイロトニック」「アレクサンダーテクニーク」を習いはじめたことからです。そこのお教室が、バレエスタジオだったこともあり、バレエ独特の体使いに興味を持つようになりました。日々バレエの勉強とバレエで使う体の動きを研究し続けた結果、現在では多くのバレエ関係者の治療に携わるようになりました。
──ダンサーの方々は、どんな時に治療に訪れるのですか?
鍼灸院ということで、基本的には体に痛みを感じたときに来る方が多いです。
とくに多いのが、「肩」と「腰」。そして、その延長で「股関節」です。「足首」については、まずは接骨院に相談するケースが多いですね。その後、鍼灸院にご相談に来られる方もいらっしゃいます。
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島田智史さんプロフィール
経歴
早稲田医療専門学校(現・人間総合大学鍼灸医療専門学校)卒業
Southern California University of Health Sciences臨床解剖研修終了
東京都内にある病院(クリニック)のリハビリテーション科に勤務した後、鍼灸治療スタジオ「専心良治」を開設。2010年6月より東京港区に移転し、スポーツコンディショニング(スポーツ鍼)に特化した治療を行っている。
より患者目線の治療を目指すために自ら「身体を動かすこと」を大切にし、バレエ教室で行われるジャイロトニックのレッスンを受けている。
その中でバレエの独特な身体使いに興味をもち、バレエに特化した治療法を長年研究。現在はたくさんのバレリーナの治療に携わっている。