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ピラティスとバレエ
バレエスタジオBelle主宰
PAI認定ピラティスインストラクター
牧阿佐美バレエ団のほとんどの公演に重要な役で出演 同バレエ団ヨーロッパ公演参加(パリのシャンゼリゼ劇場、スペインのバルセロナ・マドリッド他各地の舞台に出演)
橘バレエ学校卒業 AMスチューデンツ17期生
長野オリンピックに開会式ダンサーとして参加
第31回埼玉全国舞踏コンクール シニア部第2位 埼玉県教育委員会教育長賞受賞
平成13年度文化庁新芸術家国内研修員に選抜
女優として2004年公開映画「ヴィタール」主演(塚本晋也監督作品、浅野忠信の恋人役)
第61回ベネチア国際映画祭参加
その他、テレビCMやバレエ雑誌のモデルとして活動
ニューヨークのPilates on fifthに留学しピラティスを学ぶ PAI認定ピラティス指導資格(国際ライセンス)取得
ピラティスの向かうゴールは、身体の中心に一本の軸が通った正しいポジションを作ることです。例えば立っている時の姿勢でも、様々な動きの中でも、その中心を安定させることが出来るように、常に身体の内側の筋肉を自然に使いながら運動することを身体に覚えさせます。それが「立ち姿勢の美しさ」や「動きの美しさ」に繋がり、バレエダンサーにとって必要な身体を手に入れることが出来ます。
小さな動きでインナーマッスルを意識する
「トレーニング」という言葉を聞くと、重いものを持ち上げたり、大きくてスピードのある動きを思い浮かべることが多いのでは。しかしピラティスは、とても小さな動きで行い、その中で使うべき筋肉を意識して刺激していきます。大きな筋肉を力いっぱい使うトレーニングでは鍛えることが難しい、身体の中心である背骨の周りや、その土台となる骨盤を支える筋肉の使い方を覚え、そして鍛えていくのです。
軸が安定して初めて身体を自由に動かせる
バレエダンサーは、自分自身の身体を自在に操らなければなりませんが、身体の中心にある軸を安定させられるかどうかで、動きの美しさが大きく変わってきます。軸がぶれてしまうと、回転やバランスを美しく見せることが出来ないだけでなく、それに支えられている手足も当然自由に動かすことが出来ません。ピラティスによって常に軸を安定させながら身体を動かすことを覚えると、バレエとしての表現力も必然的に高まっていくのです。
意識して使える範囲を広げる
普段の生活では意識して使うことの少ない筋肉も、ピラティスの中で集中して使う訓練を行います。今まで意識的に使えなかった場所が使えるようになるということは、それだけ身体の動かせる幅が広がるということに繋がりますし、ひとつひとつのバレエの動きの中でも、さらに繊細な美しさを表現することが出来るようになっていきます。身体に細かい意識を傾けながらトレーニングを行うことで、バレエの表現力が高まるということが、バレエダンサーがピラティスを取り入れる理由のひとつなのです。
ストレッチとレッスンの間をつなぐ
バレエの身体作りとして、クラスの中ではストレッチなどの身体を柔らかくすることがメインであることがほとんどで、「柔らかくなれば良い」とだけ考えてしまうダンサーが多いのが現状。しかし、それだけでは動きの中で身体を支えることが出来ません。自分ではなかなか感じられませんが、想像している以上に身体には重さがあり、いろんな体勢の中でその重さを支えることが出来なければ当然ケガの原因にもなってしまいます。レッスンの前にストレッチによって身体を柔らかくするだけでなく、バレエを表現する中で身体を守るためにも、中心にある軸をしっかりと鍛える必要があるのです。
「緩い身体」から「強く柔らかい身体」に
ストレッチを行っただけの身体は、その段階ではまだ「緩い身体」と言った方が良いでしょう。関節の動かせる範囲が広くなっただけで、その多くは自分でコントロールできない範囲となってしまいます。コントロールできない範囲が広がってしまうと、その分ケガのリスクが高まってしまいます。ピラティスでは、ひとつひとつの筋肉を意識して動かすトレーニングを行うことによって、広い範囲を自分でコントロールできる、「強く柔らかい身体」を作っていきます。