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東京のワークショップ 2日間
巷はゴールデンウィークで行楽三昧。
どこも人、人、人…
そんななかでの東京ワークショップ。アトラクションに長時間並ぶワクワクよりも、バレエを選択した人たち(笑)が集結しました!
まずはチャコット勝どきスタジオさん。
普段は大人の生徒さんが中心のワークショップですが、ゴールデンウィークということで、ジュニアの生徒さんたちも集まりました!
しかし、内容は大人向け、子供向け、ではなく、共通して基礎を徹底的に指導しました。

翌日コンクールを控えている生徒さんもいて、自分のスタジオでコンクールのヴァリエーションの練習が出来る日なのに、わざわざ私のクラスを受けてくれた子供たちです!

シンフォニーバレエスタジオの生徒さんたち。
YAGPニューヨークファイナルを終えた中島燿ちゃんをはじめ、副先生、浅田先生の生徒さんたちが集結!
コンクールのヴァリエーションだけでなく、まずはレッスンでしょう?という副先生たちのご指導は、結果的にコンクールでも成果を上げています。
「コンクール用の踊り」
と、日本人はよく海外の先生から厳しい指摘をもらうことが多いですが、それは一昔前のこと。
私の世代から下の若い先生たちは、情報もくまなくチェックしていますし、正しい振付で正しいことを指導するように常に勉強しています。

そして、こちらもYAGPニューヨークから帰国した松浦かがり先生の生徒さんたち。
松浦先生も「まずはレッスン!」というお考えをお持ちなので、コンクールの前日にもかかわらず、生徒さんたちは3クラス(プラス、ポアント!)を連続受講!

基礎をきちんと再確認出来て、手ごたえを感じていたみたいです。また来てくださいね!
翌日はアテールバレエスタジオさん。
ジュニアの生徒さんたちだけのクラス。クラス後は保護者の皆様と生徒さんたちにアドバイス時間を設けました。

レッスンが始まる前に、何を準備するか、などをアドバイスしました。
この日は私のレッスンを何度か受けている子がいたので大丈夫でしたが、以前は早くにスタジオに来ているにも関わらず、教師が音源の準備をしていたりするのを座ってただ眺めている子もいたので
「先生がiPhoneをデッキに繋ぐのを眺めていても、みんなの身体はかわらないよ。自分の身体を鏡でチェックしたら?」
と、サラッと(しかし、チクッと!)アドバイスしたりしました。
そして
「みんなの先生は体幹のエクササイズとかピラティス教えてくれてるよね?」
と聞いたら、みんなかなり本格的な筋トレをやりはじめたんです。みんな、知識はわかっている。しかし、それをやろうとしない。やらないから身体が変わらない。それを親御さんは
「うちの子の先生は、何も教えてくれないんです」
となる。いいえ、教師は指導しているはずです。よほどいい加減な教師以外は…エクササイズをやらない子供たちが、成長しないだけの話。
解剖学セミナーなども受講したり、筋トレグッズを購入しても、毎日自ら身体と向き合わなければ、身体が変わるわけはない。だからレッスンが始まる前に座って教師の指示があるまで何もしない、は存在しません。やることは山ほどあります。
外人は骨格が違うし筋肉の質も違う。だからレッスン直前駆け込みセーフでも、180度脚は開く。
日本人はそうはいかない。だからレッスン前に準備しないといけないんです。
90分バーレッスン。結局バットマン・フォンデュで終わってしまいました。

初級クラスにしても、アレグロまでたどり着かず…

きっと
「物足りないな。ジャンプしたかったのに」
と思われた方もいたかも(笑)しかし、間違った積み木の上に、積み木は重ねられません。いつか崩壊しますから。
教師は指導もアドバイスも軌道修正もします。しかし結局は
「自分 と バレエ」
なんです。私の出来ることは微力だと思いますが、これからも微力なりにも全力で指導するつもりです。
いまは新幹線のなか。早々と定員締切となった半田市のスワンバレエアカデミーさんにてワークショップを指導いたします。
絶好の行楽日和は、絶好のバレエ日和(笑)

みんながバレエを楽しみながら、学べますように…
左右木健一
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