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第20回NBA全国バレエコンクール
昨日と今日、NBA全国バレエコンクールの審査員を務めました。
なんと今年で20回目!私共のスクールはNBA初期の頃から生徒をエントリーさせていましたので、20回と聞いて、胸が熱くなりました。
毎年年末年始を返上して挑むコンクール。私が生徒たちをエントリーさせていましたから、審査する立場に立させて頂いた今でも、このコンクールには特別な想いがあります。
審査員の先生方と。スタッフの皆様方もありがとうございました!私は今日の予選審査で全ての審査を終了致しました。
私の古巣、ユニバーサルバレエ団の芸術監督兼、キーロフアカデミーの校長、ブライアン先生とも再会出来ました。針山先生もワガノワメソッドで仕込まれた先生ですから、自然と話はワガノワメソッドの話になりました!
日本ほどメソッドがバラバラで統一されていない国は珍しい、と海外の先生方は皆、不思議がります。私も以前は何の疑問も抱かずにいましたが、最近改めて日本の基礎力のなさが海外から指摘される原因が理解出来るようになりました。
韓国では好き勝手な自己流メソッドでは教えません。ワガノワメソッドオンリー。それが良いか悪いか…結論は出してはいけないと思いますが、少なくとも結果は出しています。
昨日今日と審査をすればするほど、私自身が反省することが多く、指導をするにあたり、妥協したり、趣味のバレエだから、と楽しくクラスを提供(提供ではなく、本当にあるべき形は教育)することは、実は非常に罪深いことなのだ、と。
趣味の領域では理解し難いかも知れません。時代遅れで古い、と言われても仕方ない。しかし、バレエですから古いに決まってる。今時のカジュアル感覚で上達するものなら、昔から存在するメソッドはとっくの昔に廃れているはずです。
いま、教育現場に立たされている先生方は皆、岐路に立たされているはずです。どこまでキチンとしたメソッドを教え込むか、それとも妥協して万人に理解出来るようなカジュアルなバレエを提供するか(もう、提供、というだけで完全に間違っているとは思いますが。バレエ教育はサービス業ではないし…)
これだけコンクールが乱立するなか、コンクールに挑む姿勢も多種多様になっているのも感じます。そして私がそれに対して意見を述べられるだけの人間ではないですから、述べる資格もない。
しかし、自分のなかでのポリシーは、昨年よりも増して揺るがないものになりつつあります。時代の流れを感じつつ、しかし大事な部分だけはおさえなくては、と決意を新たにしました。
くみ先生と佑奈とご飯を食べながら。バレエ団で踊る厳しさに比べたら、私の厳しさなんて全く大したことない、と言ってくれた佑奈の言葉が嬉しかったです!成長しました!
明日からシード組が決選にエントリー。くみ先生、よろしくお願いします。
私は高円寺のアテールバレエスタジオにて指導致します。3クラス指導致しますが、3クラスとも定員締切になるらしいです!
皆様にお会い出来るのを楽しみにしております!
明日からの私の指導法も昨年からの流れに引き続き、変化していくと思いますので、ご期待下さい!
左右木健一
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