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オールスター・ガラ! ベテランはみんなしなやか☆
こんにちは、あなたの動きの可能性をひらく
踊る! 身体のコツ&骨トレーナー さちこです
先日久しぶりにバレエを観てきました(^^♪

なんたって”オールスター”ですよ〜!
素晴らしい顔ぶれが勢ぞろいなのです♪
それぞれのバレエ団でトップに君臨するスターや
惜しまれて引退した名花の復活という
なんとも贅沢な時間でした
こういうメンバーだと 誰もガッチリ固めたような人はいません
一人一人が自分の持ち味を活かして
のびのびと踊ることを楽しんでいるのがわかります
そしてみんな足音が静か
着地にゴツンとか ドシンとかない
さすがベテランですよね!
何と言っても安定感が違いますね
引っ張りあげたり 反り返ったりする
変に力んだ姿勢でいる人がいないので
ジャンプにしても回転にしても 安心感があります
「ハッ!」「エイ!」「ヨイショ!」
そういう気合いの瞬間もほとんどなく
一つ一つの動きの流れがスムーズで
身体は弾力があってしなやかです
こういう人たちだからこそ トップにいて
そして長く踊り続けているのだなぁと
改めて思いながら見ていました(^_^)
今回の私の一押しは エルマン・コルネホです
ABTのプリンシパルですね
彼を最初に見たのは「真夏の夜の夢」のパック役で
軽快なジャンプを披露する姿でした
(このDVDに出ています)

今回は自作のソロで 素晴らしい回転技を披露してくれました
カーテンコールの時もまぁよく回ること!(笑)
しかも全くブレることのない超安定!
これは群を抜いていましたね
「ロミジュリ」も素晴らしかった
「ロミジュリ」といえば アレッサンドラ・フェリです

一度は引退したとは思えない この頃と変わらない踊り
さすが女優ダンサーと言われた演技力と
マクミランのアクロバティックなリフトでも
軽やかに振り回されている(変な表現だけど)
自由でしなやかな うねる身体の使い方が最高です☆
ニーナ・アナニアシヴィリも変わらない
今回は円熟味の「瀕死の白鳥」
腕の柔らかな動きはもとより
彼女の軸の安定感も相変わらずパーフェクト
私の大好きなマルセロ・ゴメスは
踊ってもサポートしてもエレガント
体型はガッチリで脚も太めですが 所作が美しい〜♪
ジャンプも頑張りはなく着地は静かで
サポートするときの 頭から坐骨までのつながりが
見るからに安定と安心感を醸し出しています
カッサンドラ・トレナリーと踊る「トッカーレ」で
”もしかして足元が滑ってつまづいた?”と
一瞬そんな場面があったのですね
ちょっと音もゴツンとしたような・・・
でも 何ごともなかったように彼は彼女を支えて
それはスムーズにつながっていきました
「あれは振りだった? 転んだ?」
見ていた私は一瞬動揺したけど
彼は全くそんな素振りが見えなかったのですね
これ 大事ですよね!
「あ!(>_<)」っていう時に 「あ!(>_<)」ってしない
わざわざお客様にアピールする必要ないですもんね
スヴェトラーナ・ザハーロワ
久しぶりにクラシックを踊る彼女を見ました
やっぱり「あなたが女王!」って感じですね〜
この華やかさは誰にも勝てません!
とはいえ だんだんと味が薄まっていく感も・・
実は現代作品を踊る彼女の方が好きかも
ウリアーナ・ロパートキナ
ロパ様はやっぱりロパ様(笑)
淡々と自分であり続ける そんな感じ
これはカーテンコールの時も思ったのです
「わ〜!」ってしてないけど 存在感!
ジリアン・マーフィーは なんだろう・・
私の中では一番薄かった
雰囲気はとても華やかなはずなのに
見てるとなんか眠気が・・・(^_^;
お相手のマチアス・エイマンも いまいちピリッとしない
こんな感じだったっけ?と言う印象でした
会場はすごく盛り上がってましたけどね
アンドレイ・エルマコフとミハイル・ロブーヒン
女性の方がパワーがありすぎて・・でしたが
しっかり存在感は示していましたよ
(目が行き届かずすみません(^^ゞ)
てことで やっぱりバレエを観るのは楽しいな〜と♪
会場販売では 当時担当していたDVDが
まだ売られているのね〜なんて
ちょっと懐かしい気分になりました
良いものを見るのは何よりも勉強になります
あなたも 最高の舞台をたくさん見てくださいね!
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