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シルヴィ・ギエム あぁ・・終わってしまった
本当に極上でした・・・
どう言葉にしていいかわからないくらい
こんにちは、あなたの動きの可能性をひらく
踊るアレクサンダー・テクニーク教師 さちこです
100年に一人の逸材とうたわれたダンサー
シルヴィ・ギエムさんの引退公演
一つ一つの動きを 目と心に焼き付けてきました

「Life In Progress」
そのタイトル通り 最後まで新しい試みに挑み続け
進化し続ける踊りで魅せてくれました

同じ時代に生きていることに感謝しつつも
もっと早く クラシックを踊っている頃も生で見たかった!
でも コンテの方が似合っている気はする
その方が自由で彼女らしい
今日の演目は 「Bye」以外は初見
本当に一つ一つが素晴らしい
それは・・・なんていうか・・
テクニックはもう言うまでもないのですよ
12才でオリンピック予選通過するほどの身体能力
有名な「6時のポーズ」とかね
でも そういうことじゃなくて
なんだろう・・存在?
踊りを見ているというよりも
そこにいるギエム・・彼女を見ている
ギエム”が”踊っている
いつも東京文化の4階とか 後ろの席だから
これまでもオペラグラス使わないと顔は見えないけど
彼女の踊りは どんな表情しているかわかる
小さな手の動き 足の動きだけでも
何かが伝わってくるのです
だからこその「ボレロ」なんだろうと思います
あの説得力は半端ないですもん
彼女のユース(使い方)は美しいです
踊っている間中 ずっと全体がつながっていて
どんな体勢であろうと 全体が自由
跳んでも回っても脚を上げても 速い動きでも
カクカクするような振付けでも
それを「やろうとする」素振りは本当になくて
ただそれをやっているギエムがいる
女性とのパ・ド・ドゥの「ヒア・アンド・アフター」
相手のエマヌエラ・モンタナーリもとても素晴らしいのだけど
何かが違うのですよねぇ!
少しだけ背中にキュッとするのが見えたり
動きを「しよう」とするちょっとした頑張りが見えたり
それは ごくあたり前のような動作なのだけど
ギエムの中にはそういうものがない
なんだろう これは・・!
「テクネ」も「Bye」も・・本当に言葉もないです
すごく大好きな作品なのに もう終わりなんて・・
何度も何度もカーテンコールに応えてくれました
彼女は前に進み続けます
こういう大きな舞台で踊ることはなくなるのかもだけど
きっとどこかで 形を変えて踊り続けてくれることを
信じて待っていたいと思います
いつもは買わないけど プログラム買っちゃいました
今回の公演のプロモーション映像はYTにあります
こちらからどうぞ☆
ちなみに 最初に東京バレエ団の演目が2つありました
挑戦的な作品だったと思います
「イン・ザ・ミドル………」は 上手だったけど
整い過ぎていて面白みには欠けました
もっとギリギリのところの身体使いが見たい作品です
ギエムとローラン・イレールの
「イン・ザ・ミドル……」のYT映像もリンクしときますね
こちらからどうぞ☆
映像で彼女の踊りを見れるのは 本当に幸せなことです
今の時代に感謝です♡
「ドリーム・タイム」はわりと良かった
最初に3人の女性が ランジで上体を斜めに傾けてるのですが
その様子が一番美しいなあと思って見た人が
やっぱりメインのダンサーでした
(ちなみに吉岡美佳さん)
大晦日の東急ジルベスター・コンサートで
最後の「ボレロ」をギエムが踊ってくれます
しかも ありがたいことにテレビで放送されます!!
バレエを普段見ない方も どうぞご覧ください!
2016年の幕開けにふさわしい 感動の瞬間をお見逃しなく☆
テレビ東京で23:30~
さて 私の方は年内のレッスンは
23日 「踊る身体のコツ&骨レッスン」
26日 「ミニワークショップ」
を残すのみとなりました
ミニワークショップの方は ダンスに限らず
あなたの望みに沿って学びを深めていきます
初めての方もどうぞお気軽にお越しください
(疲れにくい大掃除のしかたとかもあり?(笑)
来年のレッスン各種のお申し込みも承っております
身体を使った動きを学ぶ
・自分の身体を活かす使い方 (月曜・水曜)
身体の構造やしくみを学ぶ
・踊る身体のコツ&骨レッスン マスタークラス
身体を整える
・ボディ・インテグレーション
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